会費制披露宴の受付係ガイド

結婚式マナー・結婚式ガイド

結婚式の披露宴では、会費制の場合が増えています。このページでは、そんな会費制の披露宴での受付係の役割と、その際のマナーについてお話しします。

又、披露宴受付係の選定や依頼方法など受付係のルールなどを詳しく紹介していきます。

会費制披露宴での受付係の心構えと業務

会費制の披露宴では、受付係は会費の徴収を主な仕事としますが、招待客から結婚祝いが贈られることもあります。受付係の役割について説明します。

服装は、会場の雰囲気に合わせて派手すぎないものを選びます。アクセサリーでドレスアップするのも良いでしょう。披露宴の1時間前か30分前に会場に着いて、服装を整え、新郎新婦や両家のご両親に挨拶をします。控え室やトイレなどの場所を確認し、受付台を準備します。

受付開始時には、招待客を迎えてお礼を述べ、会費を受け取ります。名簿にチェックを入れ、必要であれば芳名帳に記入を依頼します。会費以上の金額を寄付する方やご祝儀をくださる方には、特に丁寧なお礼を述べ、新郎新婦やご両親に伝えます。

受付終了後は、集まった人数と金額を確認し、指示された相手に現金を渡します。受付台の片付けも忘れずに行います。

会費制披露宴は、一般的な披露宴と異なり、新郎新婦が宴会の費用を全額負担するのではなく、招待されたゲストが一定の会費を支払う形式の披露宴です。このスタイルは、特に若いカップルやフォーマルではないリラックスした雰囲気の結婚式に適しています。

披露宴受付係の選定と依頼方法

結婚式の受付係は、通常、新郎新婦の友人や同僚、兄弟姉妹などから選ばれます。お金を扱う重要な役割なので、安心して任せられる2名以上の人を選ぶのが良いでしょう。新郎側と新婦側それぞれから1〜2名ずつ、合計2〜4名が適切です。人数は、招待客の数や会場の大きさによって調整します。

受付係を依頼する際、挨拶がきちんとでき、明るくにこやかな人を選びます。また、お金を扱うため、信頼できる人を選ぶことが大切です。依頼は新郎新婦が直接行い、電話や直接会って話すのが望ましいです。特に受付係が初めての場合は、事前に会って打ち合わせをしておくと安心です。

友人受付係への礼儀と謝礼

結婚式の受付係への感謝のしるしとして、謝礼の贈り方についてご案内します。友人や同僚に受付を任せる際、一般的には5,000円程度の謝礼が適切です。たとえ受付係が御祝儀を贈る場合も、これは別にして、謝礼として2,000円から5,000円を準備することが望ましいです。友人間であっても、謝礼は必ず手渡すべき礼儀です。

結婚式当日、新郎新婦が忙しく、謝礼を直接手渡すことが難しい場合は、親族が代行することもあります。熨斗袋に「御礼」や「寿」と記し、受付前に渡しましょう。この際、主賓へのお車代も一緒に渡すことができます。

また、司会や撮影係には、食事の時間が取りにくいため、別途配慮が必要ですが、受付係は通常披露宴に参加するため、食事の心配は不要です。

  • 結婚式の受付係には謝礼を渡すのが礼儀
  • 友人や同僚が受付の場合、5,000円が謝礼の目安
  • 新郎新婦が忙しい場合、親族が謝礼を代行
  • 紅白の結び切り熨斗袋で謝礼を渡す
  • 謝礼の熨斗袋には「御礼」「寿」などと記載

 結婚式場の受付準備チェックポイント

結婚式や披露宴の受付係を準備する際に、会場となるホテルやレストラン、結婚式場に確認すべき点をいくつかご紹介します。

まず、貴重品の管理方法を確認しましょう。御祝儀や会費を安全に保管するためのサービスがあるかどうか重要です。例えば、鍵付きの箱を使用して貴重品を預かるサービスがある場合もあります。

次に、受付に必要な備品が会場側で用意されているか、あるいは自分たちで準備する必要があるかを確認します。受付台や御祝儀受け皿、案内板などが必要になるかもしれません。

最後に、クロークや控え室、更衣室の有無も確認が必要です。受付係が当日スムーズに案内を行えるよう、これらの施設の存在は重要です。

新郎新婦の結婚式当日の流れ:確認と把握

結婚式当日は、新郎新婦にとって非常に忙しい一日となります。そのため、事前に当日のタイムスケジュールをしっかりと理解しておくことが重要です。まず、挙式の3時間前には花嫁が会場に入り、着付けなどの準備を開始します。この時間帯から新郎新婦は式場のスタッフの指示に従います。

挙式の2時間前には、着物を着る親族や出席者が会場に到着し、着付けを行います。この時、新郎も会場に入り、衣装を替えた後に司会者や式場スタッフと最終的な確認を行います。

親族および出席者は準備が整い次第、「親族控え室」で待機することになります。このように、時間ごとの動きを事前に確認し、スムーズに式を進めることが大切です。

結婚式・披露宴のタイムスケジュール詳細:確認と把握

結婚式・披露宴の日程には、さまざまなステップがあります。挙式1時間前には、モーニングやドレスをレンタルする出席者が入館します。親族や参列者は準備が整ったら親族控え室で待機します。挙式30分前には、出席者が集まり、式の流れや座席などの説明を受けます。また、このタイミングで親族の紹介が行われることもあります。

結婚式後、披露宴が始まる約1時間前には集合写真の撮影があり、その後招待客は受付でご祝儀を預け、席次表を受け取ります。待機場所でウェルカムドリンクを楽しむこともできます。

披露宴が終わると、招待客は新郎新婦や両家の両親に改めてお祝いの言葉を伝え、会場を後にします。この一連の流れを事前に把握しておくことが大切です。

結婚式入口のウェルカムボードと飾りの演出

結婚式や披露宴の受付での装飾には、ウェルカムボードが一般的に使用されます。これは、会場入口に置かれ、新郎新婦の名前や日付などが記された案内板です。ウェルカムボードは、訪れるゲストにとって目を引くと同時に、情報を分かりやすく伝える役割を持っています。

ウェルカムボードには、様々な装飾が施されます。例えば、似顔絵や花を飾ることで、楽しさや親しみやすさ、カップルの個性を表現できます。額やキャンバスをイーゼルに飾るスタイルや、リースの形をしたものなど、様々な形状のウェルカムボードがあります。

カップルによっては、披露宴が終わった後に新居で飾ることを考え、ウェルカムボードを選ぶこともあります。通常のウェルカムボードは、日付けや新郎新婦の名前、写真、似顔絵などが載せられます。もしウェルカムボードを設置するスペースがない場合や、後に使い道がないと考えるカップルもいますが、生花のアレンジを受付台に飾るだけでも、素敵な雰囲気を演出できます。

まとめ

今回は、結婚式・披露宴の受付係準備とマナーをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?内容を簡単にまとめますと以下のポイントが挙げられます。

  • 会費制の披露宴では、受付係の主な役割は会費の徴収と、招待客からの結婚祝いの受け取りです。
  • 受付係は派手すぎない服装を選び、新郎新婦や両家のご両親に挨拶を行い、受付台の準備をします。
  • 受付開始時には、招待客を迎え、会費を受け取り、名簿にチェックし、芳名帳に記入を依頼します。
  • 受付係は新郎新婦の友人や同僚から選ばれ、信頼できる人物が適任です。
  • 結婚式場の受付準備では、貴重品の管理方法や必要な備品、クロークや控え室の有無を確認します。
  • 結婚式当日のタイムスケジュールを理解し、各ステップに合わせた準備が必要です。
  • ウェルカムボードは受付で重要な役割を果たし、様々な装飾で会場の雰囲気を高めます。

これらのポイントを踏まえ、結婚式の披露宴を成功させるための準備と対応を行いましょう。

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