結婚式への招待状に対するマナーある返信方法を、わかりやすく解説します。正式な返信では、黒の万年筆またはボールペンを使用し、差出人の名前や住所には敬意を表して「御」や「芳」を添え、二重線や「寿」のマークで丁寧に消しましょう。
また、宛名は「行」を消して「様」へと変更します。夫婦連名での返信、縦書きや横書きの違い、受付を依頼された際の対応など、様々なシチュエーションに応じた返信の方法と宛名面の書き方について、具体的にご紹介します。
結婚式招待への正しい返事の仕方
結婚式や披露宴に招待された際の返信方法には、いくつかの重要なポイントがあります。まず、返信はできるだけ早く送ることが大切です。新郎新婦は返信を基に披露宴の準備を進めるため、指定された期限前に返事をすることが礼儀です。
次に、招待された場合は可能な限り出席を心がけましょう。ただし、どうしても行けない場合は、その理由を適切に伝えることが重要です。
また、新郎新婦への祝福の気持ちを伝えることも忘れずに。出席の有無にかかわらず、心温まるメッセージを添えると良いでしょう。
最後に、招待状に書かれた尊敬表現を適切に扱うことも大切です。「御」「ご」「芳」などの言葉は、招待状に対する敬意を表すために用います。返信の際には、これらの言葉を適切に修正し、尊敬の意を込めて書きましょう。
以上が、結婚式の招待状への返信で注意すべきポイントです。これらを守ることで、新郎新婦への敬意を示し、スムーズな披露宴の準備に貢献できます。
- 返信は早急に：新郎新婦の披露宴準備のため期限前が望ましい。
- 招待には極力出席：不参加時は理由を丁寧に伝える。
- 祝福の言葉を忘れずに：出席かどうかに関わらずメッセージを添える。
- 尊敬表現の正しい使い方：返信では適切な表現で敬意を示す。
招待状裏面返信ガイド・縦横書きのルール
結婚式の招待状への返信方法をご紹介します。返信にはボールペンや万年筆を使い、黒インクで明瞭に書きましょう。
縦書きと横書きの両方の書き方を解説します。例えば、「御出席」「御欠席」のいずれかを選んで、二文字だけを丸で囲み、不要な文字は斜線で消します。住所や氏名の欄も同様に、不要な文字を消しましょう。芳名（ほうめい）は敬語の「氏名」を意味し、不要な文字はきちんと消してください。
返信はがきには、出席または欠席の回答に加え、空白スペースに感謝のメッセージを添えると良いでしょう。「ご招待ありがとうございます。美しい花嫁さんにお会いできることを楽しみにしています」といったメッセージがおすすめです。また、当日必要な事項があれば、その連絡も忘れずに。
さらに、結婚式の招待状の返信では、「寿」という文字を使って不要な文字を消す方法もあります。これは結婚式特有の方法で、近年よく見られるスタイルです。
- 結婚式招待状返信は黒インクのボールペンまたは万年筆使用
- 「御出席」「御欠席」選択し、不要文字は斜線で消去
- 返信はがきに感謝のメッセージを添える
- 特定の要望があれば返信に記載する
- 「寿」文字で不要文字を消すスタイルもあり
結婚式招待状の宛名面の書き方
結婚式の招待状返信用はがきの宛名面の書き方について説明します。返信の際は、黒インクのボールペンや万年筆を使用してください。グレーのインクは薄墨を思わせるため避けましょう。
宛名面には、氏名の下に書かれた「行」という文字を二重線で消し、近くに「様」と記入します。この「様」の位置は重要です。例として、もし「氏名」と「行」が縦に一直線に配置されている場合、「様」は左側に書きます。しかし、もともと「行」の文字が氏名の左下に寄っている場合は、氏名の真下に「様」を書きます。
これらの細かいポイントに注意して、丁寧に書くことで、相手に敬意を表すことができます。
招待状返信の特別な事情への対処法
結婚式の招待状返信における特殊な状況への対応方法をご案内します。
まず、夫婦で招待された場合の返信の仕方です。両方が出席する際は、氏名欄に夫婦の名前を明記し、欠席する側の名前は省略します。メッセージでは、出席の意志をはっきり伝えます。例えば、「夫婦二名で出席させていただきます」といった表現を使います。
次に、食物アレルギーがある場合の返信方法です。アレルギーがあることをメッセージ欄で伝え、対応をお願いします。例えば、「蕎麦アレルギーがあるため、ご配慮いただけますと幸いです」といった文面が適切です。
最後に、受付係を依頼された場合の返信方法です。受付係を引き受ける旨を返信はがきに記載し、その意志を示します。例えば、「受付係を仰せつかり、光栄です。精一杯努めさせていただきます」といったメッセージが好ましいです。
これらの特別なケースに対応する際は、相手に敬意を示しつつ、明確な意志表明が重要です。
招待状返信のNG行為と注意点
招待状の返信は礼儀です。期限内に返信することは、新郎新婦が出席人数や式の準備を進める上で不可欠です。返信をしない、または遅れることは避けましょう。電話やSNSでの出欠連絡だけでは不十分で、返信はがきの送付が必要です。
返信はがきは、読みやすい丁寧な文字で書くことが重要です。イラストやデコレーションは、内容が読める範囲で行いましょう。グレーのペンは、弔事に使われる色なので、使用を避けてください。
また、結婚式では縁起の悪い「忌み言葉」を使わないよう注意しましょう。例えば、「重ね重ね」や「再び」など再婚を連想させる言葉、「苦しい」「悲しい」など不幸を連想させる言葉、そして「別れる」「離れる」など夫婦の別れを連想させる言葉は避けるべきです。
- 期限内返信：招待状の返信は新郎新婦の準備に必須。期限内に返信する。
- 返信はがき必要：電話やSNSの出欠連絡だけでは不十分。返信はがきの送付が必要。
- 丁寧な文字使用：返信はがきには読みやすく丁寧な文字を用いる。イラストやデコレーションは控えめに。
- グレーのペン非使用：弔事に使われるグレー色のペンは使用しない。
- 忌み言葉避ける：「重ね重ね」「再び」など再婚を連想させる言葉や「苦しい」「悲しい」など不幸を連想させる言葉、夫婦の別れを連想させる言葉は使用しない。
まとめ
ご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。内容を簡単にまとめますと、結婚式の招待状への返信には大切なマナーがあります。具体的には、以下のポイントが挙げられます。
返信は黒インクの万年筆やボールペンを使い、敬意を示すために「御」や「芳」などの尊敬表現を適切に扱います。不要な文字は二重線や「寿」のマークで消し、宛名は「行」を消して「様」へ変更します。
また、夫婦で招待された場合の返信や、食物アレルギーのある方への配慮、受付係を依頼された際の対応など、特別な状況への返信方法も理解しましょう。これらを適切に行うことで、新郎新婦への敬意を表すとともに、スムーズな披露宴の準備に貢献します。
これらのポイントを守ることで、結婚式の招待への返信は、新郎新婦に対する敬意と感謝の気持ちを伝える大切な手段となります。また、適切なマナーで返信することで、あなた自身も結婚式の一員として、より良い印象を与えることができるでしょう。適切なマナーを守って、幸せな日を祝福しましょう。
