手作り!結婚式招待状の作成方法と文例
結婚式の招待状は、新郎新婦の「はじまりのご挨拶」として、ゲストに最初に届く大切な一通です。最近は、ホテルや式場任せではなく、
自分たちでパソコンを使ってデザインしたり、インターネットでオリジナルカードを注文したりと、手作り感のある招待状が増えています。
このページでは、手作り招待状の基本の流れとマナー、そして「そのまま使える文例」をまとめてご紹介します。
「新郎新婦名で出すスタイル」「両家の父の名で出すスタイル」「媒酌人あり/なし」「養子縁組を伴うケース」など、
立場や事情に合わせて使える文例も用意しています。
招待状の書き方のコツ

招待状には、大きく分けて「新郎新婦の名前で出すスタイル」と「両家の父の名前で出すスタイル」があります。
現在は、カジュアル寄りの挙式やレストランウェディングの増加にともない、新郎新婦名での招待状が増えています。
一方、格式を重んじたい場合や、ご親族の希望が強い場合は両家の父の名で出す形もよく使われます。
また、近年は手作り招待状やオンライン注文サービスの普及により、席次表やメニュー表とデザインを統一して、世界観のある結婚式を演出するカップルも多くなっています。
招待状の基本マナーとスタイル
招待状は「フォーマルなお手紙」です。文章の組み立てだけでなく、細かな表現・書式にもマナーがあります。
手作りであっても、次のポイントだけは押さえておくと安心です。
- 差出人は「新郎新婦」または「両家の父」のいずれかに統一する
- 文章は縦書き・横書きどちらでも良いが、全体のレイアウトと合わせる
- 招待状の本文では句読点(、。)を用いないのが一般的(区切りは行を改めるなどで表現)
- 「平服でお越しください」は「礼服ではなく、やや控えめなフォーマルウェアで大丈夫」という意味
- 宛名書きはできるだけ手書きにし、毛筆またはペン字で丁寧に書く
手作り招待状の準備とデザイン統一
手作り招待状は、「費用を抑えつつ、自分たちらしさを表現できる」のが大きな魅力です。
ただし、見た目ばかりに気を取られると、肝心の情報が分かりづらくなることもあります。
デザインと実用性のバランスを意識して作りましょう。
- まずは式場や披露宴の雰囲気に合う「テーマカラー」「フォント」「モチーフ」を決める
- 招待状・返信はがき・席次表・メニュー表など、使用するアイテム全体のトーンを揃える
- プリンタの用紙設定・余白設定を確認し、試し刷りを必ず行う
- 印刷後は、汚れやかすれ・印刷のズレがないか、一枚ずつ軽く目を通す
特に「返信はがき」や「同封案内(アクセス案内・会費案内など)」は、情報量が多くなりがちです。
文字サイズと行間に余裕を持たせて、初めて読むゲストにも分かりやすいレイアウトを心がけましょう。
主賓・目上の方への招待状の渡し方
「主賓」や会社の上司、親族の中でも特に目上の方には、可能であれば招待状を手渡しするのが望ましいとされています。
その際には、事前に日程や会場の概要を簡単にお伝えしたうえで、結婚の報告と出席のお願いをします。
郵送が必要な場合は、本状とは別に、手書きの一筆箋やメモを添えてお礼とお願いの気持ちを伝えると、より丁寧な印象になります。
- 結婚式の招待状は新郎新婦または両家父名での2タイプがある
- 招待状は手作りやネット注文でデザイン統一が可能
- 席次表やメニュー表と合わせて、全体の世界観をそろえると印象アップ
- 招待状の本文では句読点を使わないのが一般的
- 「主賓」など大切なゲストには、できれば手渡しで招待状を渡す
- 郵送時は、感謝とお願いを一言そえた手書きメッセージがあると丁寧
- 「平服でお越しください」は「礼服不要」ではなく、落ち着いた装いでという意味
新郎新婦より感謝を込めた結婚のご案内

新郎新婦名で出す招待状は、「二人からの正式なご報告」と「感謝の気持ち」をストレートに伝えられるスタイルです。
かしこまった言葉づかいを基本としつつも、文面の中に少しだけ自分たちらしさを込めることができます。
構成としては、季節の挨拶 → 結婚の報告 → 招待のお願い → 結びの言葉 → 日付・新郎新婦名という流れが基本です。
ビジネスの招待状に比べると少しやわらかい表現も許容されますが、敬語の崩れには注意しましょう。
新郎新婦名で出す招待状の基本構成
一般的な構成は次のとおりです。
- 頭語(謹啓・拝啓など)と季節の挨拶
- ふたりが結婚することになった旨の報告
- 感謝の気持ちと披露宴への出席をお願いする一文
- 結びの言葉(謹白・敬具など)と日付
- 新郎新婦それぞれの名前(新婦は旧姓も添えるのが一般的)
文例紹介 – 新郎新婦からの結婚報告と招待
ここでは、新郎新婦名で出す招待状の文例をいくつかご紹介します。季節や結婚式の雰囲気に合わせて、近いパターンをベースに調整してください。
文例1:かしこまった定番スタイル
文例1:フォーマルな披露宴に使いやすいパターン
謹啓 美しい季節の訪れと共に
私たち◯◯と△△は結婚式を執り行う運びとなりました
大切な一日を皆様と共に過ごしたく存じます
ご多忙中とは存じますが ぜひご臨席賜りたくご案内申し上げます
謹白 令和◯年◯月吉日
新郎 ◯◯
新婦 △△(旧姓 □□)
文例2:感謝を強調したスタイル
文例2:日頃お世話になっている方へ感謝を伝えたい場合
謹啓 穏やかな春の候
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
私たち◯◯と△△は この度 人生の新たな節目を迎え
結婚式を執り行うこととなりました
日頃からのご厚情に感謝を込めて
皆様にお集まりいただき 共に喜びを分かち合いたく存じます
ご多用中とは存じますが ぜひご臨席賜りますようお願い申し上げます
謹白 令和◯年◯月吉日
新郎 ◯◯
新婦 △△
文例3:シンプルに気持ちを伝えるスタイル
文例3:かしこまり過ぎないシンプルな文章
謹啓 時下ますますご清栄のことと存じます
私たち◯◯と△△は 新しい生活を始めることとなりました
この大切な日を 皆様と共に祝いたく存じます
何卒ご出席賜りますようお願い申し上げます
謹白 令和◯年◯月吉日
新郎 ◯◯
新婦 △△(旧姓 □□)
文例4:親しい関係に向けた少し柔らかいスタイル
文例4:親しい親族や友人も多い披露宴向け
皆様にはいつも温かい支えをいただき 感謝しております
この度 私たち◯◯と△△は結婚式を迎えることとなりました
皆様のご出席を心より願っております
お忙しい中とは存じますが ご参加いただけますと幸いです
令和◯年◯月吉日
新郎 ◯◯
新婦 △△(旧姓 □□)
文例5:門出をしっかり伝えたいスタイル
文例5:しっとりと落ち着いた雰囲気の結婚式に
謹啓 初夏の候 皆様には益々ご健勝のことと存じます
私たち◯◯と△△は結婚し 新たな人生を歩み始めます
この幸せな門出を 皆様と共に祝いたくご案内申し上げます
ご多用中とは存じますが ご臨席くださいますようお願い申し上げます
謹白 令和◯年◯月吉日
新郎 ◯◯
新婦 △△(旧姓 □□)
媒酌人あり・なしの結婚式招待状の書き方
媒酌人(仲人)を立てる場合、招待状には「◯◯◯◯様ご夫妻のご媒酌のもと」といった表現を入れるのが一般的です。
媒酌人は昔ながらのしきたりを重んじるご家庭では今も大切な役割であり、文章にもその敬意を反映させます。
一方で、媒酌人を立てない結婚式も増えており、その場合でも招待状のフォーマル度は落とさず、感謝と招待の気持ちをていねいに伝える表現が大切になります。
媒酌人を立てる場合のポイント
媒酌人ありの招待状では、媒酌人ご夫妻のお名前を明記することにより、式の格式とご夫妻への敬意を示します。
文面の中では、媒酌人の存在を「前面に出しすぎない」ようにしつつ、さりげなく感謝を表現しましょう。
文例紹介 – 媒酌人あり・新郎新婦名義の招待状
文例1:落ち着いた定番の文章
文例1:フォーマルなホテルウェディング向け
謹啓 美しい季節が訪れました
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
私たち◯◯と△△は ◯◯◯◯夫妻のご媒酌のもと
結婚式を行うことになりました
日頃の感謝を込めて 皆様にご出席いただきたく存じます
ご多忙とは存じますが ぜひお越しいただきたく思います
謹白 令和◯年◯月吉日
新郎 ◯◯
新婦 △△(旧姓 □□)
文例2:少し柔らかい表現を使いたい場合
文例2:親族中心の披露宴にも使いやすい文面
拝啓 穏やかな春の日々が続いております
私たち◯◯と△△は ◯◯◯◯夫妻のご媒酌により
結婚式を挙げる運びとなりました
共にこの喜びを分かち合えればと願っております
ご多忙の中お願いすることとなり恐縮ですが
ご出席いただけますと幸いです
敬具 令和◯年◯月吉日
新郎 ◯◯
新婦 △△(旧姓 □□)
媒酌人なしで行う場合のポイント
媒酌人なしの場合は、「誰の名義で招待するか」を最初に決めることが大切です。
より伝統的な形を重んじるなら両家の父名義、カジュアル寄りなら新郎新婦名義が選ばれることが多いです。
いずれの場合も、文章の構成自体は大きく変わりません。結婚の報告・感謝の気持ち・出席のお願いがはっきり伝わるように整えましょう。
文例紹介 – 媒酌人なし・両家父名義の招待状
文例3:両家の父からのご挨拶として
文例3:親族やご近所へのご案内に使いやすいパターン
謹啓 初夏を迎える頃となりました
私ども◯◯と◯◯は 子どもたち◯◯と△△の結婚をご報告申し上げます
皆様のご支援に感謝し お祝いの席を設けたく存じます
ご多忙の中とは存じますが ぜひお越しいただければ幸いです
謹白 令和◯年◯月吉日
新郎父 ◯◯
新婦父 △△
文例4:やや改まった雰囲気にしたい場合
文例4:会社関係のゲストが多い場合
謹啓 寒冷の候 皆様におかれましてはご健勝のことと存じます
我々◯◯と◯◯は 子どもたち◯◯と△△の結婚式を執り行います
日頃のご愛顧に感謝をこめ ささやかながらお祝いの席を設けたく存じます
ご多用中とは存じますが ご出席いただければ幸いです
謹白 令和◯年◯月吉日
新郎父 ◯◯
新婦父 △△
文例5:親しい方々との温かい会食を想定した文面
文例5:少人数の披露宴・食事会向け
拝啓 清々しい秋の候
我々◯◯と◯◯は 次男◯◯と長女△△の結婚をここにお知らせいたします
これまでのご恩に感謝し 皆様と祝宴を共にしたいと存じます
お忙しいところ大変恐縮ですが ご参加賜れば幸甚に存じます
敬具 令和◯年◯月吉日
新郎父 ◯◯
新婦父 △△
養子縁組を反映した結婚式招待状の文例
新郎が新婦の家に入る「養子縁組」を伴う結婚では、招待状にそのことをさりげなく反映させることがあります。
特に親族や昔からの知り合いに向けては、新しい家族関係をきちんと伝えておくと安心です。
「両家の父の名で出す場合」と「新郎新婦本人と両家父の連名で出す場合」があり、それぞれで文章の組み立てが少し変わります。
養子縁組を伝える招待状の考え方
養子縁組を明記する場合でも、前面に押し出し過ぎる必要はありません。
一文の中に「◯◯家の養子となり」「△△家に迎えられ」といった表現を入れることで、自然な流れの中で事情を伝えることができます。
また、招待状の文章では、頭語(謹啓・拝啓など)と結語(謹白・敬具など)を内容と季節に合わせて選ぶことも大切です。
頭語と結語は「謹啓→謹白」「拝啓→敬具」というように、組み合わせにも決まりがあります。
文例紹介 – 両家の父の名で出す場合(養子縁組)
文例1:新緑の季節に行う披露宴向け
文例1:養子入りを丁寧に伝えたい場合
謹啓 新緑の候
皆様にはますますご繁栄のことと存じます
この度 私たちの息子◯◯が△△家の養子となり
長女△△と結婚式を挙げることとなりました
皆様には日頃から大変お世話になっておりますので
感謝の気持ちを込めて 小さな披露宴を催したく存じます
ご多忙中恐縮ではございますが
ぜひご臨席賜りますようご案内申し上げます
謹白 令和◯年◯月吉日
新郎父 ◯◯
新婦父 △△
文例2:秋の挙式にふさわしい落ち着いた文章
文例2:親族中心の披露宴で使いやすいパターン
謹啓 実りの秋が深まる頃
皆様におかれましては益々ご繁盛のことと存じます
この度 我が息子◯◯が△△家に養子入りし
△△家の娘△△と結婚することとなりました
皆様のご支援に心から感謝申し上げ
ぜひ披露宴にてお祝いを共にさせていただきたく存じます
ご多用中とは存じますが
ご臨席いただけますようお願い申し上げます
謹白 令和◯年◯月吉日
新郎父 ◯◯
新婦父 △△
文例紹介 – 新郎新婦本人と両家父の連名で出す場合(媒酌人なし)
文例3:両家そろってご招待するスタイル
文例3:ゲストとの絆を大切にしたい場合
拝啓 温暖な春日が続いております
皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます
このたび私たち◯◯と△△は結婚式を挙げる運びとなりました
新郎の父◯◯と新婦の父△△も一同に皆様をお招きし
この幸せな瞬間を共に祝いたく存じます
お忙しいところ恐縮ではございますが
ご臨席いただければ幸いでございます
敬具 令和◯年◯月吉日
新郎 ◯◯
新婦 △△
新郎父 ◯◯
新婦父 △△
文例4:初夏の明るい雰囲気に合わせた文面
文例4:カジュアル過ぎない連名スタイル
拝啓 緑豊かな初夏の候
皆様にはご多幸のことと心よりお慶び申し上げます
私たち◯◯と△△は 結婚の運びとなりました
両家の父◯◯と△△も共に皆様をお招きし
この喜びの時を皆様と分かち合いたく存じます
ご多用中とは存じますが
ご出席賜りますようお願い申し上げます
敬具 令和◯年◯月吉日
新郎 ◯◯
新婦 △△
新郎父 ◯◯
新婦父 △△
まとめ

招待状は、結婚式当日より一足早く、ゲストのもとに届く「小さな結婚式のしるし」です。手作りかどうかにかかわらず、読みやすく、気持ちがまっすぐ伝わることがいちばん大切です。
本記事では、
「新郎新婦名で出す招待状」「媒酌人あり・なしの招待状」「養子縁組を反映した招待状」など、さまざまなケースで使える文例をご紹介しました。
まずは自分たちのスタイルやご家族の意向を確認し、そのうえで近い文例をベースにアレンジしてみてください。
手作り招待状を作る場合は、デザインや紙質にもこだわりつつ、日時・会場・返信期限などの必要事項に漏れがないかを最後にチェックすると安心です。
重要なゲストには手渡しや一筆添えを心がけることで、温かいコミュニケーションにもつながります。

