結婚式のスピーチガイド【恩師・親族】学びと感謝
結婚式は、新郎新婦が夫婦としての新しい人生を始める大切な節目です。そんな特別な日に、親族や恩師、友人から贈られるスピーチは、会場全体の雰囲気を温かくする大きな役割を担います。
このページでは、親族や恩師からの乾杯スピーチのポイントと文例に加え、二次会でのカジュアルなスピーチ例、そして乾杯の挨拶を依頼する際のマナーを整理してご紹介します。初めてスピーチを頼まれた方や、依頼する側の新郎新婦にとっても、具体的に「どう動けばいいか」が分かる内容を目指しています。
恩師・親族スピーチの基本マナーと心構え

恩師や親族としてスピーチを任されると、「何をどこまで話してよいのか」「どんな空気で話せばよいのか」と不安になる方も多いものです。ここでは、立場ごとの基本的な心構えを整理し、どのような視点で言葉を紡ぐと伝わりやすいかを見ていきます。
スピーチの役割は、主役である新郎新婦の人柄や歩みを、参列者と一緒に味わうことです。自分が目立つためではなく、「どんな出会いや支えがあって今日があるのか」を静かに照らすイメージで言葉を選ぶと、自然と温かさのあるスピーチになります。
親族として伝えたい「家族の視点」とは
親族スピーチでは、「家族だからこそ見てきた姿」を無理なく伝えることが大切です。日常の中でのささやかな優しさや、家族を大切にする様子を一つだけ切り取ると、聞き手も情景を思い浮かべやすくなります。
- 子どもの頃に見せていた思いやりのある行動
- 家族の節目で見せた頼もしさや責任感
- 新しい家族(パートナー)を自然に受け入れている様子
反対に、叱ったエピソードや家庭内のトラブルなど、当人が気にしている可能性のある話題は控えめにし、「今ここにいる二人を誇らしく思う気持ち」を中心に据えると安心です。
恩師として意識したい「一歩引いた目線」
恩師のスピーチは、親族とはまた違った「第三者としてのまなざし」が活きる場です。クラスメイトや部活動の仲間からも「そうだったね」とうなずいてもらえるような場面を選ぶと、会場全体が一体感で包まれます。
- クラスやチームの雰囲気を明るくしていた場面
- 苦手なことに挑戦して成長したエピソード
- 友人や後輩に向けたさりげない気配りが見えたとき
恩師としての自分の考えを長く語りすぎず、「生徒としての◯◯さんの姿から、今日の幸せにつながる部分」を短くまとめると、品のある印象に仕上がります。
共通して大切にしたい言葉選び
親族・恩師どちらの場合も大切なのは、「相手を評価する」のではなく「歩みを認めて祝福する」言葉を意識することです。
- 説教やアドバイスになりすぎないよう、「〜してほしい」よりも「〜を応援しています」という形にする。
- 笑いを取るための失敗談ではなく、「支え合ってきたこと」が伝わるエピソードを選ぶ。
- 結びには、必ず二人とご両家、参列者への感謝や祝福を一言添える。
この基本を押さえておくと、どの文例を選んでも大きく外さない、温かいスピーチになります。
親族から乾杯スピーチ例

親族からのスピーチは、新郎新婦の「生い立ち」や「家族との絆」が伝わる、あたたかい時間になります。特に幼少期の思い出や、家族とのエピソードは、ゲストにとっても心に残る話題です。
ただし、昔話を長く続けすぎると、話の焦点がぼやけてしまうことがあります。エピソードは一つか二つに絞り、「どんな子だったか」「今の二人にどうつながっているか」を短くまとめると伝わりやすくなります。
また、親族としての立場から、ご両家への感謝や、新しく家族になる相手への歓迎の気持ちを伝えると、全員があたたかい空気に包まれます。
親族スピーチで意識したいポイント
親族として乾杯スピーチを任されたときに、意識しておきたい基本のポイントを整理します。
- 幼少期や学生時代のエピソードは「一つだけ」に絞ると、聞きやすく印象に残る。
- 新郎新婦それぞれへの祝福と、ご両家へのねぎらいの言葉を一言添える。
- 内輪だけが分かる話や、失敗談・お酒の失敗など、場を冷やしてしまう話題は避ける。
- 最後は「二人の未来を祝福して、乾杯」という形で、はっきりと締める。
文例紹介 – 親族からの乾杯スピーチ
ここでは、親族としてスピーチを担当するときに使いやすい文例をパターン別に紹介します。続けて読み上げればそのまま使えますし、ご自身の言葉に少しアレンジしていただくこともできます。
どのパターンでも、主役は新郎新婦であることを意識し、長くなりすぎないように3分以内を目安にまとめると安心です。
子供時代の思い出を交えて話したいとき
文例1:子供の頃の姿をやさしく紹介するパターン
◯◯君と△△さん、ご結婚おめでとうございます。私は新郎の叔父、□□と申します。
◯◯君は子供の頃、いつも冒険心にあふれていて、家族みんなを笑顔にしてくれる存在でした。そんな◯◯君が、今日こうして素敵なパートナーの△△さんと新しい一歩を踏み出す姿を、とても誇らしく思っています。
ご両家の皆様、そしてご親族の皆様にも心からお祝いを申し上げます。お二人のこれからの人生が、今日のこの日と同じように笑顔に満ちたものになりますよう願いを込めて、皆さまご唱和ください。
お二人の幸せな未来に、乾杯!
学生時代の様子を伝えたいとき
文例2:学生時代の頑張りに触れるパターン
新郎の◯◯君、新婦の△△さん、ご結婚誠におめでとうございます。私は新郎の伯母、□□です。
◯◯君は学生時代、スポーツに一生懸命取り組み、仲間を大切にする姿がとても印象的でした。その誠実さと努力家な一面は、きっとこれからの夫婦生活の中でも、温かい家庭を支える力になっていくことでしょう。
ご両家の皆様、そしてご親族の皆様、本日はお二人の新たな門出を共にお祝いできることを嬉しく思います。それでは、お二人の幸せとご両家のご繁栄を願って、乾杯!
家族の絆を中心に伝えたいとき
文例3:家族への感謝を込めたパターン
新郎の◯◯君、新婦の△△さん、素晴らしい結婚式にお招きいただき、ありがとうございます。私は新婦の祖母、□□でございます。
△△さんはいつも家族を思いやり、周りの人への気配りを忘れない、優しい子でした。そんな△△さんが、◯◯君という素敵なパートナーと出会い、今日この日を迎えられたことを本当に嬉しく思います。
ご両家の皆様、そしてご親族の皆様、このような喜びの日を共に迎えられましたことに心から感謝申し上げます。お二人の新しい人生が愛情あふれる毎日となりますよう、お祈りしながら、乾杯!
趣味や才能に触れて祝福したいとき
文例4:特別な趣味・才能を絡めるパターン
新郎の◯◯君、新婦の△△さん、ご結婚おめでとうございます。私は新婦の叔母、□□と申します。
△△さんは小さい頃から絵を描くことが大好きで、その作品はいつも私たちを楽しませてくれました。その豊かな感性と優しさは、これからの家庭づくりの中でも、きっと温かい彩りを添えてくれることでしょう。
ご両家の皆様、そしてご親族の皆様にも、心からのお祝いを申し上げます。お二人の未来が美しい作品のように色鮮やかに輝きますよう願いを込めて、乾杯!
恩師から乾杯スピーチ例

恩師からのスピーチは、新郎新婦の学生時代のがんばりや人柄を、客観的な視点から伝えられる貴重な場です。クラスでの様子や部活動での姿、学校行事でのエピソードなどは、ゲストが新郎新婦をより深く知るきっかけになります。
「どんな生徒だったか」「今の二人の姿につながる部分」を具体的に一つ取り上げて話すと、聞き手の心に残りやすくなります。感情的になりすぎず、しかし温かさのある言葉選びを意識すると、恩師ならではの品格あるスピーチになります。
恩師スピーチで押さえたいポイント
先生としてスピーチを行う際に意識しておきたいポイントをまとめました。
- クラスメイトや部活動の仲間も思い出せるような具体的なエピソードを一つ紹介する。
- 努力家であったこと、周囲を思いやる人柄など、ポジティブな面を中心に伝える。
- 現在の仕事や人間関係にどうつながっているかを、一言で結びつける。
- ご両家や参列者への感謝の言葉を添えた上で、「未来へのエール」で締めくくる。
文例紹介 – 恩師からの乾杯スピーチ
ここからは、恩師としてスピーチを依頼されたときにそのまま使いやすい文例をご紹介します。場の雰囲気や新郎新婦との関係性に合わせて、言い回しを少し調整しながらお使いください。
クラスのリーダーシップに触れたいとき
文例1:リーダーシップを称えるパターン
新郎の◯◯君、新婦の△△さん、ご結婚おめでとうございます。私は新婦の高校時代の担任、□□と申します。
△△さんはクラスのリーダーとして、いつも周りの意見に耳を傾けながら、みんなを前向きな方向へ導いてくれる存在でした。その姿勢は、教える立場の私にとっても大きな学びでした。
本日こうして、素敵なパートナーである◯◯君と新たな一歩を踏み出される姿を拝見し、大変うれしく思っております。ご両家の皆様にも心よりお祝いを申し上げ、お二人の明るい未来を願って、乾杯!
学業への真剣さを伝えたいとき
文例2:勉強に打ち込んだ姿を紹介するパターン
新郎の◯◯君、新婦の△△さん、改めましてご結婚おめでとうございます。私は△△さんの高校時代の担任、□□と申します。
△△さんは、どんな科目にも真剣に取り組む姿勢が印象的でした。分からないところはそのままにせず、自分から質問し、納得するまで取り組む姿を見て、将来きっと責任感のある大人になるだろうと感じていました。
そのまっすぐな努力家の一面が、今日の素敵な出会いと結婚につながったのだと思います。ご両家の皆様にも心よりお祝いを申し上げつつ、お二人の新しい人生に幸多かれとの願いを込めて、乾杯!
スポーツでの頑張りを紹介したいとき
文例3:部活動での姿を語るパターン
新郎の◯◯君、新婦の△△さん、ご結婚おめでとうございます。私は◯◯君の高校時代の体育教師、□□です。
◯◯君は部活動で常にチームを励まし、自分が苦しいときでも仲間に声をかけ続ける、頼もしい存在でした。その姿を見て、私は何度も勇気をもらいました。
これからの夫婦生活でも、お互いを支え合いながら、あたたかい家庭を築いていかれることと思います。ご両家の皆様とともに、お二人の未来に心からの祝福を込めて、乾杯!
学校行事でのエピソードを伝えたいとき
文例4:学校行事の思い出を交えるパターン
新郎の◯◯君、新婦の△△さん、ご結婚おめでとうございます。私は新郎の高校時代の担任、□□と申します。
◯◯君は文化祭や体育祭など、学校行事のたびに中心となって動き、クラスを盛り上げてくれました。その明るさと前向きさは、多くの友人にとって支えとなっていたと思います。
本日、このような晴れの日を迎えられたことを、教え子として、そして一人の大人としてとても嬉しく感じています。お二人のこれからの人生が、笑顔と感謝に満ちた日々となりますよう願いを込めて、乾杯!
エピソード選びのコツ【親族・恩師ならではの視点】
スピーチの印象を大きく左右するのが、「どのエピソードを選ぶか」です。同じ人の話でも、取り上げる場面によって、伝わるイメージは大きく変わります。ここでは、親族・恩師それぞれの立場から、選びやすい話題と避けた方が安心な内容を整理します。
親族スピーチで選びたいエピソードのタイプ
親族だからこそ知っている話はたくさんありますが、その中から「聞き手も温かい気持ちになる話」を一つ選ぶことがポイントです。たとえば、次のような場面が挙げられます。
- 家族の誰かを気づかって行動していた小さなエピソード
- 受験や部活動など、節目で努力していた姿
- 新郎新婦がお互いの家族を大切にしようとしている様子
「昔は手がかかった」「やんちゃだった」という導入は一言くらいなら構いませんが、ネガティブな印象が強くならないよう、必ず「今はこんなに頼もしくなりました」と前向きな着地にすることが大切です。
恩師スピーチで選びたいエピソードのタイプ
恩師の場合は、「クラス全体やチームの中での姿」が伝わるエピソードを選ぶと、参列者も情景をイメージしやすくなります。
- 行事や大会で、みんなを励ましたり支えたりしていた場面
- 苦手なことにも取り組み、周囲と一緒に乗り越えた経験
- 友人や後輩から頼りにされていたエピソード
こうした場面を「一つの物語」として短く話すことで、「学生時代の姿」から「今日の幸せ」まで自然につながる流れが作りやすくなります。
避けた方が安心なエピソード
盛り上げようと思って話した内容が、後から振り返ると「少し言い過ぎだったかも」と感じることもあります。次のような話題は、できるだけ控えると安心です。
- 成績や進路での失敗談など、本人が気にしているかもしれない内容
- 家庭の事情や過去のトラブルに触れる話
- 恋愛歴や元交際相手に関する話題
- お酒の失敗や、大きなけが・病気を笑い話にすること
「この話をされたら自分はどう感じるか」を一度イメージしてみると、安心して話せる内容かどうか判断しやすくなります。
二次会で贈る、心温まる乾杯スピーチ
結婚式の二次会は、新郎新婦と友人たちがリラックスした雰囲気の中で過ごせる場です。披露宴よりもカジュアルな雰囲気になることが多く、スピーチもややくだけた内容が好まれます。
とはいえ、あくまで「お祝いの場」であることは変わりません。お酒の失敗談や過度な内輪ネタに偏りすぎず、新郎新婦への率直な祝福と、楽しい思い出を一つ紹介するくらいのバランスが安心です。
スピーチは1〜2分程度の短めにまとめ、「今日は集まってくれてありがとう」という気持ちと、「これからもよろしく」というメッセージを込めると温かい時間になります。
二次会スピーチで意識したいポイント
二次会ならではの雰囲気を活かすために、次の点を意識してみましょう。
- 披露宴よりカジュアルでOKだが、言葉遣いは最低限の丁寧さを保つ。
- 新郎新婦との印象的なエピソードを一つ紹介し、「今の二人」にどうつながっているかを伝える。
- 参加者への感謝も一言添え、場全体があたたかい空気になるよう意識する。
- 最後ははっきりと「それでは皆さま、ご唱和ください。乾杯!」と締める。
文例紹介 – 二次会の乾杯スピーチ
ここでは、友人や同僚として二次会の乾杯スピーチを任されたときに使いやすい文例を、立場別にまとめました。場の雰囲気に合わせて、長さや言い回しを調整しながらご活用ください。
二次会だからといって長いスピーチをするのではなく、「短く・明るく・あたたかく」を心がけると、会場の一体感が生まれやすくなります。
友人代表としてシンプルに祝福したいとき
文例1:友人代表としてのベーシックなスピーチ
ただ今ご紹介にあずかりました、新郎新婦の友人の◯◯と申します。
△△さん、◯◯君、本日はご結婚おめでとうございます。先ほどの結婚式も披露宴も、本当に温かくて素敵な時間でした。
これから始まるお二人の新しい生活が、笑顔と感謝であふれた日々になりますよう心から願っています。それでは、お二人の幸せと本日お集まりの皆さまのご多幸を祈って、乾杯!
職場の同僚としてお祝いを伝えたいとき
文例2:同僚として、仕事ぶりに触れるパターン
ただ今ご紹介にあずかりました、新郎◯◯君の同僚、□□と申します。
△△さん、◯◯君、ご結婚おめでとうございます。今日の結婚式と披露宴を通して、お二人の人柄の良さが改めて伝わってきました。
職場の◯◯君は、いつも周りへの気配りを忘れない頼もしい存在です。そんな◯◯君と、明るく優しい△△さんなら、きっと温かい家庭を築いていかれることと思います。お二人の末永い幸せを願って、皆さまご唱和ください。乾杯!
気心の知れた仲間同士で盛り上げたいとき
文例3:少しくだけた雰囲気で話したいパターン
△△さん、◯◯君、本当に結婚おめでとう!
学生時代から一緒に過ごしてきて、楽しいことも大変なことも、全部笑いに変えてきた二人だからこそ、これからの新しい生活もきっと明るく乗り越えていけると思っています。
今日はこんなにたくさんの仲間が集まってくれて、本当にうれしいね。これからもみんなでお二人のことを応援していきます。それでは、お二人の未来に、乾杯!
短くコンパクトにまとめたいとき
文例4:時間が限られているときの短めスピーチ
新郎の同僚、□□と申します。△△さん、◯◯君、ご結婚おめでとうございます。
今日の結婚式と披露宴を通して、お二人がたくさんの方に愛されていることがよく伝わってきました。これからもその優しさを大切にしながら、笑顔あふれる家庭を築いていってください。
それでは、お二人の幸せと、ご列席の皆さまのご健康をお祈りして、乾杯!
結婚式の乾杯依頼マナーと挨拶の方法
結婚式の披露宴では、乾杯の挨拶をどなたにお願いするかによって、会場の空気が大きく変わります。新郎新婦にゆかりの深い方であり、なおかつ、その場にふさわしい立場や話しぶりができる方を選ぶことが大切です。
一般的には、職場の上司やお世話になっている恩師、親族の中でも年長の方などにお願いすることが多くなります。依頼するときは、できるだけ早めに、丁寧にお願いするようにしましょう。
乾杯の挨拶を依頼する人の選び方
乾杯の挨拶を依頼する相手を考えるときの基本的なポイントは、次のとおりです。
- 新郎新婦との関係が深く、第三者から見ても「ふさわしい」と感じられる立場の方かどうか。
- 日頃からお世話になっている方にお願いすると、「感謝の気持ち」を形として伝えやすい。
- 職場関係の場合は、会社の慣例や役職のバランスも考慮する。
- 親族にお願いする場合は、両家のバランスを意識し、片方に偏りすぎないようにする。
依頼の伝え方と文例
依頼方法は、相手との関係性や距離感によって変わります。目上の方には直接会って、もしくは電話や手紙で丁寧にお願いするのが基本です。親しい友人であれば、電話やオンライン通話などでも構いません。
招待状をお送りする際に、付箋やメモを同封して依頼内容を添えると、当日までの準備がスムーズになります。
- 付箋文例(披露宴で乾杯を依頼する場合):
「当日披露宴にて乾杯のご発声を賜りたく、お願い申し上げます。」 - メールや手紙で依頼する場合の一文:
「ご多用のところ恐縮ですが、披露宴にて乾杯のご挨拶をお願いできましたら幸いです。」
いずれの場合も、「なぜその方にお願いしたいのか」を一言添えると、相手にとっても光栄に感じられ、快く引き受けてもらえる可能性が高まります。
当日の流れと感謝の伝え方
当日は、司会者からの紹介を経て、乾杯の挨拶が始まるのが一般的な流れです。新郎新婦側は、司会者と事前に打ち合わせを行い、乾杯の順番や時間配分を共有しておきましょう。
披露宴が終わり、ゲストをお見送りする際には、祝辞や乾杯の音頭を担当してくださった方に、改めて直接お礼を伝えることが大切です。後日、お礼のメッセージや手紙を送ると、より丁寧な印象になります。
スピーチ当日までの準備チェックリスト(恩師・親族向け)

原稿が書けたら、あとは本番を迎えるだけ……と思いがちですが、少しだけ準備をしておくだけで、当日の安心感は大きく変わります。ここでは、恩師・親族としてスピーチをする方に向けて、当日までに整えておきたいポイントをチェックリスト形式でまとめました。
原稿を声に出して読む習慣をつける
文章としては読みやすくても、声に出すと意外と言いにくい言葉が見つかることがあります。ゆっくり声に出して読みながら、次の点を確認してみましょう。
- つまずきやすい言葉を、別の言い回しに変えられないか。
- 時間を測ったとき、2〜3分程度に収まっているか。
- 息継ぎしやすいよう、適度なところで文を区切っているか。
一度通して読むだけでも、本番での安心感は大きく変わります。可能であれば、家族や身近な人に聞いてもらい、「聞き手としてどう感じるか」を教えてもらうのも良い方法です。
当日の動きをイメージしておく
本番で緊張しやすいのは、内容だけでなく「どこに立って、どこを見ればよいか」が分からないときでもあります。事前に次のようなことを簡単にイメージしておきましょう。
- 名前を呼ばれたら、どのタイミングで立ち上がり、どこまで進むのか。
- マイクスタンドがある場合は、その位置と高さを司会や会場スタッフに相談しておく。
- 話すときは、新郎新婦だけでなく、手前のテーブルや会場全体にも時々視線を向ける。
会場によっては、リハーサルや軽い動線確認ができる場合もあります。難しければ、司会者やスタッフに「どこに立てば良いか」だけでも確認しておくと、当日落ち着いて動けます。
緊張しても安心できる「控えメモ」の作り方
原稿をすべて覚える必要はありませんが、緊張すると言葉が飛んでしまうこともあります。そんなときに頼りになるのが、手元に持てる小さな「控えメモ」です。
- ハガキサイズ程度のカードに、「冒頭の一言」「エピソードのキーワード」「締めの言葉」だけを書いておく。
- 文字は少なめにし、大きく読みやすい字で書く。
- 「ここが一番伝えたい一文」には印をつけておく。
メモを見ながら話しても失礼には当たりません。むしろ、落ち着いて話を進めるための工夫として前向きに考え、「多少つかえても大丈夫」と自分に許可を出しておくことが、いちばんの緊張対策になります。
まとめ

親族や恩師、友人・同僚からのスピーチは、新郎新婦の人生や人柄が伝わる、とても大切な時間です。このページでは、立場ごとのポイントと文例をご紹介しました。
- 親族スピーチでは、幼少期や家族とのエピソードを、一つのエピソードに絞って温かく伝える。
- 恩師スピーチでは、学生時代の努力や人柄を具体的なエピソードを通して紹介し、未来へのエールで締めくくる。
- 二次会スピーチは、披露宴よりもカジュアルにしつつも、「短く・明るく・あたたかく」を意識する。
- 乾杯の依頼は、ふさわしい立場の方に早めに丁寧にお願いし、当日とその後にしっかりお礼を伝える。
- 当日までに、原稿の読み上げ練習や動きのイメージ、控えメモの準備をしておくと、落ち着いてスピーチしやすくなる。

