結婚式での髪型や服装ガイド
結婚式は、人生でもっとも華やかなイベントのひとつです。
新郎新婦はもちろん、両親やゲストにとっても「どんな服装で行くか」「髪型はどうするか」は、とても気になるポイントではないでしょうか。
一方で、招待状の返信やご祝儀、会費制パーティーなど、最低限知っておきたいマナーもあります。
そこで本記事では、服装・髪型を中心にしつつ、準備の前提となる
招待状の返信・ご祝儀・会費制パーティーの基本もあわせて整理します。
「何となく不安」をひとつずつ解消しながら、安心して当日を迎えられるように一緒に確認していきましょう。
結婚式招待状への適切な返事
結婚式のマナーは、当日の服装や髪型だけでなく、招待状を受け取った瞬間から始まります。
まずは、新郎新婦が準備を進めやすいよう、招待状の返信をていねいに行いましょう。
招待状の返信はがきには、「出席」か「欠席」をはっきり示し、感謝の気持ちを添えるのが基本です。
返信期限よりもなるべく早めに返送すると、席次や料理の手配がスムーズになります。
返信はがきの書き方のポイントをまとめると、次のようになります。
- 返信はできるだけ早く行い、出席・欠席を明確に伝える
- はがきの「御出席」「御欠席」などの「御」は、二重線で消して敬意を示す
- 住所・名前の前についている「御」「様」も同様に消し、自分側は「行」「宛」を「様」に書き換える
- 出席の場合は、招待への感謝や当日を楽しみにしている気持ちを一言添える
- 欠席の場合は、簡潔に理由を添えつつ、お祝いの言葉を忘れない(弔事のときは「やむを得ない事情があり」などと表現)
こうした基本を押さえておくと、服装や髪型の準備にも、気持ちよく集中することができます。
新郎新婦へのご祝儀の基本マナー

結婚式に出席する際、多くの場合は「ご祝儀」を用意します。
最近はキャッシュレスや会費制も広がっていますが、一般的な披露宴ではご祝儀が基本です。
ご祝儀袋は、白赤や金銀の「結び切り」の水引が付いた熨斗袋を選びます。
表書きは「寿」または「御祝」が一般的です。
金額の目安は関係性によって変わりますが、おおよそ次のように考えるとよいでしょう。
- 友人・同僚:3万円程度
- 上司・お世話になった方:3万円〜5万円程度
- 親族:3万円〜10万円程度(立場や地域の慣習による)
ご祝儀には新札を使うのが望ましいとされています。
銀行や両替機で事前に用意しておくと安心です。やむを得ず新札が用意できない場合は、できるだけきれいなお札を選びましょう。
披露宴当日は、受付でご祝儀を渡します。
袱紗(ふくさ)に包んで持参し、受付で取り出して相手の向きを整えてから、両手で「本日はお招きいただきありがとうございます」と一言添えてお渡しすると丁寧です。
会費制結婚パーティーでのお祝いの心得

レストランウエディングやカジュアルなパーティーでは、会費制が選ばれることも増えています。
会費制の場合は、受付で会費を支払うのが基本で、別途ご祝儀を用意する必要はありません。
ただし、特に親しい友人や家族の場合、「何かお祝いを贈りたい」と感じることもあるでしょう。その場合は、
品物のプレゼントや、少額のギフトカードなどで気持ちを伝えるのも一つの方法です。
現金を渡す場合は、会費制の趣旨を考えると、パーティー当日ではなく事前や後日にさりげなく渡す方がスマートです。
熨斗袋の水引は白赤または金銀の「結び切り」、表書きは「寿」や「御祝」など通常の結婚祝いと同様でかまいません。
服装は「会場の雰囲気」と「会費制のカジュアルさ」のバランスを意識しましょう。
フォーマルすぎるタキシードや派手な振袖よりも、きちんと感のあるワンピースやジャケットスタイルなど、
少し軽やかで動きやすい装いが向いている場合も多いです。
披露宴のための服装とヘアスタイルの基本

ここからは、本記事のメインテーマである服装と髪型について、具体的に見ていきます。
まずは、ゲストとして出席するときの基本マナーから確認しておきましょう。
ゲスト全体に共通する服装マナー
招待状に「平服でお越しください」とあっても、結婚式はお祝いの席です。
次のポイントを押さえておくと、大きく外すことはありません。
- 白一色のコーディネートは避ける:純白は花嫁の色とされるため、白いワンピース+白小物などは控える
- 全身真っ黒になりすぎない:喪服を連想させるため、黒ドレス+黒タイツ+黒小物などは、アクセサリーやストールで明るさをプラスする
- 過度な露出は控える:肩・胸元・太ももが大きく出る服は避け、羽織りものやインナーで調整する
- アニマル柄・ファー・デニムなどはNG:殺生を連想させるアイテムやカジュアルすぎる素材は避ける
- 靴はつま先の隠れるパンプス:ミュールやブーツはフォーマル度が下がるため控えめに
男性は、ダークカラーのスーツに白シャツ、落ち着いた色味のネクタイが基本です。
ビジネススーツと大きくは変わりませんが、ポケットチーフを足したり、タイを少し華やかにすることで、お祝いの場らしい雰囲気になります。
髪型の基本マナーとアイデア
髪型は、服装とのバランスと「清潔感」を意識することが大切です。
とくに女性ゲストの場合、食事の際に髪が落ちてこないように配慮すると好印象です。
- ミディアム〜ロングヘア:夜会巻き・シニヨン・ハーフアップなど、まとめ髪にするとフォーマル感アップ
- ショートヘア:サイドを耳にかけてスッキリ見せたり、ヘアアクセサリーで華やかさをプラス
- 和装の場合:低めのまとめ髪やシンプルなアップスタイルに、簪や生花風の飾りを合わせる
- ヘアアクセサリー:パール・控えめなビジュー・リボンなど上品なものを選ぶ(ティアラ風やあまり大きすぎる飾りは花嫁とかぶるので注意)
男性は、清潔感のあるヘアスタイルであれば問題ありませんが、極端なカラーリングや派手なセットは控えめにし、
前髪が目にかからないように整えておくときちんとした印象になります。
主賓・上司・友人ゲストそれぞれの服装と髪型

ここからは、立場別にもう少し踏み込んで服装と髪型のポイントを整理します。
同じ結婚式でも、「主賓」「上司」「同僚・友人」では求められるフォーマル度が変わってきます。
主賓として出席するとき(男性)
主賓スピーチを依頼されているような場合は、もっとも格の高い装いが求められます。
- 昼の披露宴:モーニングコートが正礼装。黒のモーニングに縞柄のズボン、白シャツ、シルバー系のネクタイ
- 夜の披露宴:テールコート(燕尾服)が正礼装。白の蝶ネクタイ、黒の靴・靴下
- 髪型は短めに整え、ジェルやワックスで清潔にまとめる程度にとどめる
主賓として出席するとき(女性)
女性主賓は、和装・洋装いずれの場合も、落ち着いた格調の高さがポイントです。
- 和装:未婚女性は振袖も可ですが、新婦より目立たない色柄を意識する/既婚女性は色留袖が正装
- 洋装:昼は露出控えめのアフタヌーンドレス、夜はやや華やかなイブニングドレスも可
- 髪型は上品なアップスタイルが基本。シニヨンや夜会巻きなど、すっきりまとめたスタイルが向いています。
上司・来賓として出席するとき
主賓ほどではなくても、新郎新婦より年上・立場が上という場合は、準礼装レベルの装いが安心です。
- 男性(昼):ディレクターズスーツ(黒の上着にストライプのズボン)、白シャツ、シルバー系ネクタイ
- 男性(夜):タキシード(黒の蝶ネクタイ、白シャツ、黒のカマーバンド)
- 女性:和装なら訪問着や色無地+格のある袋帯、洋装なら露出を抑えたドレスにボレロやショールを合わせる
- 髪型は、まとめ髪または肩につかない程度のきれいなブローなど、落ち着いた印象を意識する
同僚や友人として出席するとき
同僚・友人として参列する場合は、準礼装〜略礼装が目安です。華やかさとマナーのバランスを意識しましょう。
- 男性:ブラックスーツまたはダークスーツに白シャツ、シルバーや淡い色のネクタイが基本。靴と靴下は黒で揃える。
- 女性(洋装):膝丈〜ミモレ丈のドレスやワンピース+ジャケットやボレロ。明るい色を選ぶと会場が華やかに。
- 女性(和装):付け下げ・訪問着などやや控えめな柄の着物が安心。
- 髪型:巻き髪ハーフアップ・低めのお団子・編み込みアレンジなど、写真映えと清潔感を両立させるスタイルが人気です。
まとめ:服装と髪型で「お祝いの気持ち」を形にする

今回は、結婚式での髪型や服装を中心に、招待状の返信やご祝儀・会費制パーティーの基本マナーまでを整理しました。
- 招待状にはできるだけ早く返信し、出席・欠席を明確に伝える
- ご祝儀は結び切りの熨斗袋に新札を入れ、受付でていねいに渡す
- 会費制パーティーでは、会費支払いが基本で、ご祝儀は必要に応じて品物などで
- 服装は立場と会場に合わせて、正礼装〜略礼装のバランスを考える
- 髪型は清潔感と上品さを意識し、服装とのトータルコーディネートで考える
どのスタイルを選ぶ場合でも、いちばん大切なのは「新郎新婦を心から祝う気持ち」です。
マナーを押さえつつ、自分らしさを少し加えた服装と髪型で、特別な一日を笑顔で過ごしてください。

